今回のインタビューは小学校6年生の男の子とそのお母さん。まずお母さんからお話を聞きました。
いつからMaKidsに通っていますか?
3年生の時かな
3年が経つぐらい
10月やったか9月やったかからなので丸3年かなと思います。
3年間色んな作品作ったり大会に出たりしていますね。
結構大会出たりとかしてると思います。作品についてはあんまり家でも見てないから、どのぐらいあるのかイメージにはあんまりないんですけど。最初の頃のプログラムは私もわかるかなっていう感じやったんですけど、ロボット動かすともう一切わからないプログラム。
初めにMaKidsを知ったきっかけは何ですか?
婦人会館ありますよね。あそこでイベントがあったんです。夏祭りみたいなのがあって、運営をしてらっしゃる方と私が個人的に知り合いで。たまたま婦人会館でそういうことがあるよってその方から聞いて、夏祭りに行ったんですよね。そこでMakidsがワンコインイベントっていうのをやってらっしゃったんですね。
プログラミング自体は当時すごい興味があったので一度子供たちにさせてみようかなと思ってさせたら、本人が興味があったので、やっぱりさせてみようかなと思ったのがきっかけです。
それから体験会とか見学に来ていただいたのですか?
そうですね。婦人会館まで通うのはちょっと遠くて、他にあるのか調べたら垂水のヤマダ電機でされてるのが分かったので、すぐに一回見学に行ってそのまま入会っていう形にしたと思います。
MaKidsに通い始めて3年で変わったなと思うことはありますか?
モノの動く仕組みに興味を持つようになりました。もしあれを動かすんやったらこんな風にプログラムしたら動きそうとかそんなことをちょこちょこ言うようになった。4年生の終わりぐらいだったかな。一年ぐらいしてからそんな話をし始めたと思いますね。
一緒に車乗ってたら、車のワイパー動いてるのを見て、これ動かすんやったらどうやるとか信号がどうなってるとか、そういう話をするようになって。その後はゲームを作るようになったから、もうなんかすごいゲーム(に夢中)っていう感じで。これもこれもゲーム。いろんな意味で考えてるって感じやから、プログラムを考えてるのか、ただゲームしたいだけなのかが私から見たらよく分からなくてどうやろなみたいなところがあります。
5年生の時に(プログラミング学習が)学校に導入されるって言ってたじゃないですか。実際6年生の今どれぐらいやってるかわからないんですけど、導入しますっていう時には既に2年ぐらいやってるから人よりもすごく出来たっていうのがあって、彼のすごい自信になったみたいなんですね。だから人よりできることがあるっていうのと、それを人に教えてあげてほしいと言われたりしたっていうことが、すごくその当時自信がついて。
それまでわりとちょっと引っ込み思案な感じのタイプ。今もそんなに発言とかを積極的にしたりするタイプではないんですけど、ちょっとおとなしいけど自分が持ってる物みたいなのはしっかりあるなーっていう感じになった気がします。最初の頃は強くなかったですし、一番初めに入った時は元々やってらっしゃるお子さんがいて教えてもらう側だったんですよね。それが自分より後から入ってきた子もいっぱい増えたし、学校でもそれ知ってるんやって言われたりとかですごく自信になったんじゃないかな。
元々教えたりするの好きなんですね。3人兄弟のお兄ちゃんっていうのもあるので知ってることを言うとかは好きなんですけど、学校の勉強とかってなかなか抜きん出てできる子じゃないと聞かれたりとかする機会って難しいじゃないですか。そういうタイプではないからかちょっと学校でも自信を失ってた時期もあったので、そういう意味では得意かつ好きなものをやってこれてるのはすごく良かったな。
ご家庭でも学校やMaKidsでのプログラミング授業について話したりしますか?
プログラミングの授業自体があったとは言ってなかったですけどね。でもパソコンのクラスがあってみたいなことは言ってましたんで、最初プログラミングみたいなことやったのがたぶん5年生からなんですけど、その前も一応パソコンの時間はあったみたいでローマ字打ちが早かったりしたのもあったんかなという感じですね。具体的に何したとかはあんまり聞かないけど。クラブもパソコンクラブに入ってます。月に2回クラブがあって、私が学校の市民図書室っていうところで子供達が集まる広場の担当をしてるんですけど、そこに来た同級生の女の子が息子にパソコン教えてもらったとかって言ってたので結構そこの場では教えたりパソコンが得意な人っていうイメージが周りの人にあるのかなっていう風に思います。
MaKidsのどんなところが良いと思いますか?
MaKidsはうちの息子にはすごい合ってると思いました。他の教室を見てないから分からないんですけど、自由度が高いっていうかそういうところがよかった。彼はわりと学校みたいなスタイルというか、みんながちゃんと並んで授業を聞いてこうやるみたいなことが得意じゃないっていうか、それほど好きじゃないっていうか。そういうスタイルだとあんまり集中できないタイプなので、どちらかといえば自分のやりたいと思うことを自分のペースでさせていただけてるっていうところが彼にはすごく向いてるのかなという気がしています。
だから続けられてるんだろうなあと思うし、楽しいって思ってるのかなと思います。だからカリキュラムがきっちり次は何しますって決まってて1年間でここまで出来るようになりますみたいなのは、できるけど楽しくないのかなーと思っていて。結構お友達とも楽しそうにやってるので、(レッスン中に席が)お隣の子と喋ったりなんかする自由度もいいのかなっていうのは、見に行ったりしてる中で思いますね。
MaKidsの指導方針としても自由闊達にやってもらうというのがあるので、そう言っていただけると嬉しいです。
(息子は)凄い向いてるかなって思いました。私から見たら、結構遊んでるみたいに見えるんですけど、でもやっぱり自分がこうしたいと思ったものが形にできるって凄い大事かなって私は思ってて。これからもう正解とかがない時代に入っていくので、最初プログラミングをやらせたいと思った理由もそれやったんですね。自分が思ったものを何らかの形で形にするっていうトレーニングをできたらいいなと思ってプログラミングを習うことを決めたので、そういう意味ではすごく彼に合ってるし私の最初の習わせたいと思った目的にも会ってるなぁと思っています
プログラミングを習ってこうなってほしいという期待はどんな風にされていますか?
やっぱり今年はコロナでいろんなイベントとかがなくなってしまったり、大きな作品を皆で作るとかっていうのがなくなっちゃったから、今年は正直ちょっと物足りなさを感じる面はありますけど、まあこれはしょうがないので。去年までのプログラムでは、年末の発表会も含めてみんなで分担して大きいひとつの作品を作ったりとかっていうのをされてたりしていたので、今のところコロナで制限かかってるからできないことが増えちゃってっていうところはちょっと気にはなるけど、それがなければすごくいい体験させてもらってるなんていう風に思っていました。去年の3月に大きいところで発表するってイベントがあったじゃないですか。あれもすごくいい体験なるやろなと思ってたのであのイベントが無くなったのは残念やなと思ってますけども、人前で何かを発言するという機会もすごく大事やなと思うのでなかなか人が集まりにくいんですけどあるといいなと思います。
そうですね、そこは運営側としても努力していくべきポイントです。世の中的にもまだ答えのないものではありますが、何とか突破できればと思っています。
何がOKかすら見えない状況ですよね。例えば台風みたいに何時ぐらいになったら終わるからこれくらいの時期にやるっていう予定も立てにくい状況だから致し方ないなと思いつつ。それぐらいかな。作っていくものに関しては彼もやりがいを感じているし、新しいものを作るとかも楽しそうだし、いいなあと思います。やっぱり発表会で息子の発表を見ると苦手なんだなと思う。だから、そこをもうちょっと鍛えたいなっていう気持ちがありますね。思ってることはいっぱいあるし、いっぱい喋るんですけど、みんなに分かるようにとか、みんなに言うとかが苦手みたいなので。MaKidsへの期待というよりは、彼に対する期待かなっていう気はしますけど。
大勢の前で発表するというのは気持ちが引き締まりますよね。
そうですね。他の生徒さんも年下になってきちゃったからね。授業態度も自由なのはいいけど…って息子に対して思う時がある。もうすぐ中学生なので、中学校に行ったらもうちょっとしっかりするんかなって思います。
ありがとうございました。では息子さんにもお話伺ってもよろしいですか?
はい、ちょっと呼んできますね。
もしもーし。休みの日に時間取ってもらってごめんね。ありがとう。
もう3年ぐらい通ってくれてるよね?
はい。
3年生の10月ぐらいからだったっけ?
うん、それぐらい。
最近はプログラミングやっててどう?
いつも通り楽しいです。
最近は何作ってる?
最近はシューティングゲームとすごろくかな?
プログラミングのどこが楽しい?
自分の自由に好きなもの作れるところ。
何でも作れるもんね。特に何が好きなんだっけ?
ロボット!
あ、そうなん?ロボットの方が好きだったんや。ゲームとかも好き?
ゲームも好きです。
今までで一番楽しかったことは何?
あれかな。1番最初にR3(※レッスン場所の名前)に来た時の大会かな。
その時はどんなことした?
他の生徒3人とロボットのレースを作ってました。ロボットをランダムに動かしたんじゃなくて、3人のロボットが、Mbotが動いて誰が一番最初につくかってやつで、動きは全部固定でいきましたね。ロボットの角度、電池のモーターの動きでちょっと斜めに行ったりとかしてました。
どのロボットが一番にゴールするかを予想しながらみてもらう作品かな?
うん、そうですね。
その時は作っていく過程が楽しかった?
作っていくのも楽しいし、見てる人の表情を見るのも楽しいなーって。
見た人はどんな表情をしてた?
子供は見て近寄ってきて大人は後ろで見守ってたかな。
MaKidsに来てから「これが出来るようになったなぁ」って感じることはある?
出来るようになったことは、学校の授業とかでもいろんな方法で計算をやってみるみたいなことが出来るようになった。
算数の授業で?
うん、算数でいうと、ひとつの解き方以外にもこの解き方も出来るのかなーって考えれるようになった。
それは確かにプログラミングの考え方が活きてるね。図形の問題なんかは解き方が色々あったりするよね。
うん。
発表会とかって結構緊張するやん?そういう部分は変わったところある?
前よりもあまり恥ずかしがらなくなった。
前は発表する時結構恥ずかしかった?
うん、まあ結構恥ずかしかった。
何が一番恥ずかしかった?例えば見られるのが恥ずかしいとか…
(相手が)一人とかなら説明とかできるけど、みんなの前でみんながこっち見てて発表するのがちょっと恥ずかしいなーって。
そっか恥ずかしさがちょっとずつなくなっていった?
うん。何でかは分からないけど。
今後やってみたいこととか作ってみたいものはある?
今まで挑戦したことのないぐらいのプログラムを使ったゲームとかロボットの動きなどをしていきたいなーと思ってます。
そういうのって考えてたら勝手にイメージ湧いてくるやん?もう何か考えてるやろ?
はい(笑)
ちょっとだけ教えて?
ゲームでいうと、いつも家でやってるマインクラフトのプログラムを考えたら結構広くて3Dなので結構難しそうやなーって思います。
なるほどマインクラフトを作るみたいなことか。超大作やな。
ちょっと先の話になるけどさ、将来の夢とかってある?
何のプログラムでも作れるようになりたいな。
すごいね。世の中からめっちゃ応援されるよ(笑)
去年参加したイベントのことも聞いていい?
あの時はSDGsの(課題の)海のゴミを減らすっていうやつで、ゴミ捨てでポイントが貯まって、そのポイントを使って何かと交換するっていうのを作りました。
SDGsはその時知らんかったよね?
聞いたことあったけど、あまり知らなかった。
何で参加しようと思った?
SDGsに関してもっと知りたいのと、世界で一番やらなあかんことやからそれに少しでも役に立てばいいかなと。
なるほど、素晴らしいね。実際やってみてどうやった?
実際やってみて、えーとまあ、少し恥ずかしかったのはあるけど、恥ずかしいより楽しい方がでかくて。楽しく発表などもできたから作るのも楽しかったし良かったなと思ってます。
作ってる時にはどういうところが楽しかった?
一緒に作る人の仲が深まったのと、新しいプログラムを覚えたこと。
最後に表彰があったり、審査員の人がコメントくれたりしたよね?
うん、初めて表彰状もらったから結構嬉しかった。
それは良かったね。今日は時間とってくれてありがとう。