こんにちは!
S&F PARTNERSの福田です。
最近、誰もが作り手になれる時代の到来により、できることが増え、働き方の選択肢が増えてきています。
今回は、どのようなことができるようになったかを中心に書いていきます。
以下、今回のポイントです。
・メイカーズはweb・IT・3Dプリンターによるデジタル製造のトレンド
・場所を越えたリーズナブルなモノづくりが可能
・地域ビジネスの活性化にも寄与
皆さんは、メイカーズという言葉をご存知でしょうか?
クリス・アンダーセン氏の著書「MAKERS」で定義された言葉で、web・IT技術の発展や3Dプリンターの登場で可能になったデジタル製造のトレンドを表します。
具体的には、以下のことが実現可能になったと言われています。
1.web技術の発展により、アイデアさえあればコミュニティで公開しながら、世界中の仲間と作り上げることが可能になった
2.IT技術の発展により、世界中の製造会社がアウトソース先として利用できるようになり、小ロットでも試作することが可能になった
3.3Dプリンター等のデジタル工作機械の登場により専門のエンジニアでなくてもモノをデザインすることが可能になった
つまり、アイデアさえあれば、ビジネスを始めることができる環境が整ったということになります。
従来は、モノを製造する時には試作を実施する必要があり、製造方法によっては、金型が必要になります。そうすると開発費用がかかってしまい、初期費用がある程度ないと試作に取り組むことすら困難でした。
これに対して3Dプリンターの登場・IT技術の発展により、費用面のハードルが下がり、検討のスピードが上がります。
また、従来は、アイデアをビジネス化するためには知人などに協力を要請しなければならず、広くは検討できませんでした。
これが、web技術の発展により、世界中の人からブラッシュアップのためのアイデアを募ることができるようになりました。
これらは、メイカーズムーブメントを呼ばれており、私はこの流れにより、地域でもビジネスができる可能性が高まったと感じております。
設備環境が整ったことで費用がかからず、通信環境が整ったことで場所を選ばず、発信環境が整ったことでアイデアさえあれば検討開始できるようになったからです。
次回はこのトレンドによって、働き方にどのような影響を与えるのかについて書きたいと思います。