今回は前回お話させていただいた内容の続きになります!
さて、前回は30年ほど前からコンピューター教育に力を入れてきた中国に対し、現在の日本の教育が少し遅れているのではないかというお話と、
そのうえで今後どのような需要が増えるのかを考えたときに鍵になるのが「プログラミング」ではないかというお話ででした。
前回の記事はこちら♪
ではなぜプログラミングは重要なのか、という点を見ていこうと思います。
まず皆さんも感じているかと思いますが、ここ数年で人工知能が様々な分野で活かされ始めています。
例えば、iPhoneのsiriのように音声認識を使ったものが身近にあります。
また、ディープラーニングという人工知能の手法がグーグル翻訳の新システムで採用され、これにより翻訳エラーが55~85%減少し、大幅に翻訳精度を向上させました。
身近にもどんどんAIが増えていってるように、製造業や車の自動運転システムなど、AIの社会進出はこれからより進んでいくと言えるでしょう。
ではそういったときに起こることはなんでしょうか。
よく言われるのは、人工知能が増えることで人々の仕事が順に奪われていくという話です。
これは実際に工場のオートメーション化による雇用の減少などからも、AIにより他の分野でも同じことが起こると予測できます。
そしてこの話はそこまで遠い話ではないでしょう。
実際にアメリカではAmazonが手に取って店を出た商品を認識し、レジを通さずに買い物を済ますことができる店舗を出しています。
さらに「Echo」という人間の言葉で話しかけると賢くアシスタントしてくれるAIサービスも開始し、注目を集めています。
いままで「人と人」とで成立していたことが、すでに次々と「人とコンピューター」で成立しているのです。
ではこうしたときに増えていく需要はなんでしょうか。
そうです、これからどんどんと増えていくAIを作る、メンテナンスしていく「プログラマー」が必要になっていきます。
これはもうすでに始まっているし、この先もっと需要が出てくるでしょう。
ではさらにその先ではどうでしょう。
プログラミングがプログラミングを行うような時代が来るのでしょうか。
それこそ映画の中のSF世界の話のように感じてしまいますが、それもいずれは訪れるのではないかと思います。
しかし、実はその時代にこそプログラマーは必要だと思います。
進化したAIが感情を理解して、「人間対コンピューター(AI)」のやりとりが「人対人」に近づいていくとすると、ここにも間を取り持つ人間の存在が不可欠です。
このときこそ、人とAIが「プログラム言語」を通して理解しあうときではないでしょうか。
そのときにはきっとプログラム言語は、コードを書くだけのものではないかもしれないですが、本当の意味での言語として人とコンピューターを結ぶはずです。
人工知能が進化して人が職を失っていくような時が来ても、プログラミングの重要性は変わらないと思います。
こんな時代になるには時間はまだかかりそうですが、これからのプログラムの重要性は変わらずあり続け、さらにそんな世界が訪れようとしているいまこそ、現状不十分な日本のコンピューター教育の中、個人でプログラミングを学ぶ姿勢は大切なのかもしれません。
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