今回は社会科とプログラミング教育についてまとめます。
ポイントは以下の3つです。
・社会科とプログラミングは、地域を再現したりクイズを出題する部分で親和性がある
・例えば、地域の信号や道路を再現するプログラムを作ると、交通ルールに関する興味が高まる
・例えば、社会に関するクイズを考え、友達に出題するプログラムを作ると社会科に対する興味が高まる
小学校の社会科は、一見、プログラミングとは関係性が薄いように感じます。
以下に、小学校学習指導要領解説から、小学校の社会科の目標を転記します。
(社会科の目標)
社会的な見方・考え方を働かせ,課題を追究したり解決したりする活動を通して,グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の形成者に必要な公民としての資質・能力の基礎を次のとおり育成することを目指す。
社会科の目標を踏まえると、プログラミングで地域を再現したりクイズを出題することで社会科の理解向上につながるかもしれません。
例えば、地域の再現については、住んでいる地域の交通社会を再現することで、交通ルールの理解を深めることができるかもしれません。
さらに、信号が切り替わる時間や信号機の形などを、他小学校の場合と比較すると、相対的に理解することもできます。
プログラムは世界共通言語でもあるので、国内に限らず、欧米やアジアの小学校と比較しても面白いかもしれません。
このように、地域の再現というテーマだけでも、自分たちの住んでいる地域を起点に、周辺地域、さらにはグローバルと、プログラムだからこその広がりが期待できます。
また、学校授業で習った内容や社会科に関する興味のある内容から構成されるクイズを出題するプログラムを作ることも意味があるかもしれません。
クイズを作るときは、題材とする内容を深掘りして調べたり、間違えるような選択肢を考えないといけません。
この過程は思った以上に難しいですが、興味のある内容であったりゲーム感覚で取り組めるので、子供たちも自ら進んでクイズを作るのではないでしょうか?
一方で、クイズに答える側も、ゲーム感覚で楽しみながら勉強できるので、一石二鳥ですね。
このように、一見、関係性が薄いと思われる教科でも、視点を少し変えると、意味のある取り組みになる可能性があります。
今回は、社会科とプログラミング教育について、まとめてみました。
次回も、他教科での事例を紹介したいと思います!
最後までお読み頂き有難うございました。