今回は英語とプログラミング教育についてまとめます。
ポイントは以下の3つです。
・英語とプログラミングは、どちらも言葉に関する教科である点で共通している
・プログラミングは英語表記が大半で、共通する英単語もある
・例えば、Scratchを英語表記でプログラミングしたり、英単語を表現するアニメーションを作ると、楽しく英語を理解できる
英語も言葉に関する教科になるので、国語と似ています。
文法や単語がある点は国語に近いですが、大きく異なる点は、国語が日本語であるのに対し英語はプログラミング言語含む世界標準語であることです。
英語を使うことができれば、どの国の人とも不自由なく話すことができます。
グローバル化が進む中で、英語は不可欠という背景があり、英語が2020年から教科化されます。
英語は世界中で使われていることもあり、実はプログラミング言語でも使われています。
Scratchのようなプログラミング言語だと、ブロックを組み合わせていくため、実感が湧かないかもしれないですが、組み合わせたブロックは英語表記のプログラミング言語に変換され、コンピューターに伝えられます。
PythonやJava等のメジャーなプログラミング言語は、直観的に意味が分かるように英単語の意味をそのまま残すような工夫も施されています。
例えば、「Define」や「If」等、英単語の意味がそのまま引き継がれているケースも多くあります。
では、英語の授業では、どのようにプログラミングが取り入れられる可能性があるのでしょうか?
そもそも、英語自体が本格導入されるタイミングと重なるので、プログラミングが英語に取り入れらるのには、多少、時間がかかるかもしれません。
英語とプログラミングは相性が良いので、将来の方向性を考えてみたいと思います。
英語に興味を持たせるためにプログラミングを使うことが有効だと考えます。
例えば、ロボットやゲームをScratchでプログラミングする場合に、エディターを日本語表記でなく、英語表記に変えることができます。
これまで日本語表記で操作していた子供達は、英語表記に変わったとしても、項目の場所をある程度は覚えています。
そうなると、子供達が感覚的に操作する中で英語も目に飛び込んでくるため、知らず知らずのうちに、英語に触れることができます。
また、国語の時にもご紹介しましたが、単独ではなかなか意味を理解し難い英単語を、アニメーションで再現させることも有効だと考えます。
その時に、英語表記のエディターだと、一石二鳥かと思います。
いかがでしたでしょうか?
各主要教科でのプログラミングの組み合わせの例を考えてみましたが、お分かりの通り、プログラミングは方法なので、あらゆる可能性を秘めています。
そのため、教室の特徴や地域によっても、プログラミングの取り入れられ方も変わるでしょう。
今回まで、主要教科とプログラミング教育について、まとめてみました。
次回は、副教科での事例を紹介したいと思います!
最後までお読み頂き有難うございました。