今回は副教科とプログラミング教育についてまとめます。
ポイントは以下の3つです。
・副教科とプログラミングも、関係性が深い
・例えば、音楽では楽曲をプログラミングで制作したり、図工ではプログラミングを使って電子デバイスを作ったり、体育ではプログラミングでスポーツのゲームを作ったりすることができる
・STEM教育という理系教育のカテゴリーが、芸術を加えたSTEAM教育や、ロボットを加えたSTREAM教育、スポーツを加えたSTREAMS教育など広がっている
これまで、主要教科とプログラミングに関してまとめてきました。
プログラミングは考えるための手段なので、各教科に対して、様々な取り入れ方があることを知って頂けたと思います。
副教科に対しても、プログラミングの位置づけは同様で、様々な可能性があると考えられています。
例えば、音楽について、プログラミングで自由に楽曲を制作できます。
楽曲を演奏するためには楽器が必要ですが、複数のパートから構成される楽曲を演奏するためには友達と協力することが必要だったり、自分で楽曲を考える時の取り組みのハードルは高く、なかなかチャレンジしにくいです。
プログラミングを使うと、自分のパート以外はプログラムで予め作っておくことで複数のパートから構成される楽曲も演奏できたり、作った楽曲をすぐに試すことができるので自分で楽曲を考えやすくなります。
また、図工では、プログラミングで制御したモノづくりができ、作れるモノの種類の幅が広がります。
最近だと、littleBitsのような電子ブロックや、micro:bitのようなマイコンが普及してきているので、それらを使って、人を感知した時に音が鳴るオルゴールや、お金を入れた時に「Thank You」のメッセージが液晶で表示される貯金箱も作ることができます。
体育では、なかなか理解しにくいスポーツのルールをプログラミングで楽しみながら理解することもできるでしょう。
例えば、スポーツのルールに沿った簡単なゲームをプログラミングで作ります。ゲームにすることで、プレイする側も楽しんで知らず知らずのうちにルールを把握することができますし、作った側もゲームを作る過程でルールのことを理解することができます。
友達同士で、ゲームを作りプレイすることで、コミュニケーションも活発になるでしょう。
いかがでしたでしょうか?
プログラミングは副教科に対しても様々な可能性があります。
次世代スキル教育として「STEM教育」というカテゴリーが注目されていますが、最近だと、それに芸術(Art)を加えたSTEAM教育や、さらに、ロボットを加えたSTREAM教育、スポーツを加えたSTEAMS教育の派生カテゴリーも注目され始めてきています。
次回からは、次世代スキルに関する教育の内容を紹介したいと思います!
最後までお読み頂き有難うございました。