今回から次世代スキルの教育について取り上げていきます。
ポイントは以下の3つです。
・STEM教育は国際的に注目されている理数教育
・STEM教育領域の職種は21世紀に最も雇用が増加する職種
・できるだけ早い時期から慣れていくことが重要
STEM教育とは、Science(科学)・Technology(技術)・Engineering(工学)・Mathematics(数学)の各頭文字を合わせた造語です。
この分野は、次世代スキルに関する教育分野として欧米をはじめ、国際的に注目されています。
この教育では、ロボットやブロック等を用いて、先端人材を育成することを目的としています。
産業の成熟化やロボットやAI(人工知能)の発展など変化の中で、例えば、製造業やサービス業でもIT技術が関与してきます。
そうなってくると、先端領域に関する教育分野が横断的に求められてきます。
STEM教育はそのような背景のもとで、注目されている教育分野になります。
現にアメリカでは、オバマ大統領が一般教科書演説等で取り組むべき優先課題として取り上げており、21世紀に最も雇用が増加する職種とまで言っています。
これほどまでに世界的に注力され始めている教育分野ですが、現在でも求められていることが分かる調査結果があります。
アメリカにて年収が高い職業を調査した際に、その上位に数学者や保険数理士やデータサイエンティストなど数理・情報を専門に扱う人材が占めていました。
年収が高いということは、稀少性や重要性、ニーズが高いことですので、ビジネスにおいて必要とされていることが分かります。
日本においてもデータサイエンティストの不足やロボットエンジニアの不足が深刻で、その領域に対応できる人材の育成が急務となっています。
このように、STEM教育は、現在の産業から見ても、世界の方向性から見ても、必要とされている領域です。
子供の時から体験することで考え方を早期に定着させることができます。
現に、そういったニーズを背景に、最近はSTEM教育領域の習い事も次々と立ち上がっています。
いかがでしたでしょうか?
次回は、STEAM教育やSTREAM教育、STREAMS教育などSTEM教育から派生した教育分野について、まとめます。
最後までお読み頂き有難うございました。