今回、気になるニュースがあったので、大学入試でのプログラミングについてまとめていきます。
ポイントは以下の3点です。
・プログラミングは「現代のそろばん」
・基礎的な科目として理系・文系問わず学んでいく分野
・プログラムの記述式の問題が出る可能性が高い
政府が5月17日に開いた未来投資会議で、発信された内容です。
その会議の中で、安倍首相は「AIやビッグデータなどのIT、情報処理の素養はこれからの時代の『読み書きそろばん』」とした上で、「大学入試において国語・数学・英語のような基礎的な科目として情報科目を追加し、文系・理系を問わず学習を促していく」と述べています。
ビジネスの業界を分ける時に、製造業やサービス業といったように大きな分類で分けることがあると思いますが、最近はどの業界にもITが欠かせなくなってきています。
例えば、家電メーカーがスマホと連動したアプリを作ったり、自動車メーカーがデータを収集・分析するシステムを作ったり。
この流れは、今後、さらに加速すると言われているので、どのビジネスもITと切り離せなくなる時代になります。
今回の会議での発信は、まさにそのような背景を踏まえ述べられたものだと推測しています。
大学入試センター試験に代わって導入される「大学入学共通テスト」から、プログラミングが導入されるということですが、どういった問題になるのでしょうか?
小学校から高校でも2020年度から順次プログラミングが導入されます。
特に高校では、2022年度から共通必履修科目としてプログラミングを含む「情報I」を新設することが決まっており、実際にコードを記述してプログラムを作ります。
大学もその流れを受けるので、Scratchのようなブロック形式のものでなく、コードを記述する形式のプログラミングが求められると推測されます。
では、どのように備えれば良いのでしょうか?
プログラミングは、いきなりコードを記述する形式から始めると、アルファベットばかりで実際のイメージを持ちにくく、継続するために労力が必要な場合が多いです。
最も重要なのは、「興味を持つこと」だと考えています。
そういった意味では、できるだけ小さい頃から、プログラムに当たり前のように触れ、「簡単」や「楽しい」等の印象を持っておくことがポイントだと思います。
このテーマは今後も動きが活発なテーマだと思いますので、引き続き、注目していきます。
最後までお読み頂き有難うございました。