子ども向けプログラミング言語「Scratch」ってなに?
文部科学省の「2020年から小学校でプログラミング教育が必須化される」という発表を受け、近年子ども向けのブログラミング教育に強い関心が集まっています。
「子どもに習わせたい習い事」ランキングでも、プログラミングは2016年は10位だったのが、昨年度は1位になってることからも、関心の強さがうかがえます。 コーディング(コンピュータにブログラムを書く)というと、「画面に難しいアルファベットや数字がたくさん並んでいる」様子を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
「そんなのは自分では無理だし、ましてや小学生がやるなんて無理」
「一部の関心の強いな子だけができるようになるのでは」
と思われるかもしれません。
しかし、ブログラミングには、「ビジュアルプログラミング」という画面上の絵や記号を組み合わせながら進めるものもたくさんあります。
その中で代表的で一番人気があるものがScratch(スクラッチ)です。
Scratchは、マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボのライブイロング・キンダーガーデンというグループが、「子どもでも簡単にプログラミングができる」ことを目的に作ったソフトウエアです。
子ども向けプログラミング言語「Scratch」の特徴
ScratchはWindowsでもMacでも使える!最新バージョンではスマホやタブレットでも使える!
スクラッチの特徴としてまず挙げられるのは、「機種を選ばない」ということです。
インターネットが使えれば、ウインドウズでもマックでもOKです。
Scratchの最新バージョン3.0では、スマホやタブレットでも動きます(2.0まではコンピュータのみ)。
しかし、文字や数字を入力する場面もあるので、コンピュータで活用した方がよりスムーズに作業ができるでしょう。
Scratchは直感的に使えるので操作がカンタン!
そして第2の特徴としては「操作が簡単」ということが挙げられます。
一般的なプログラミング言語では、コード(コンピュータへの命令)を覚えないといけなかったり、エラーが出たときその場所を探すのも直すのも大変だったりと、実際にプログラムを組めるようになるまでにとても時間がかかります。
しかしScratchでは、画面の左に並んでいるブロック状の記号を右の場面に持って行き、その記号を組み合わせるだけでプログラムを組むことがてきます。
とても直感的に操作することができるので、すぐに使い方を覚えることができます。
直感的に誰でも使えるScratchですが、プログラミングに必要な基礎や考え方はしっかり学べます。
そして「簡単」だけど「奥が深い」ので、かなり本格的な作品もつくることができます。是非親子で挑戦してみてはどうでしょうか。