神戸市立福池小学校の教員35名に、5月22日(水)、教員向けプログラミング教育研修を実施いたしました。
福池小学校では、2020年度からのプログラミング教育の必修化に備えて、2019年度のうちからプログラミング教育実施の準備を積極的に進めています。
同校校長先生は、「文科省がプログラミング教育を導入するということですが、正直、小学校教員は何も知らない白紙の状態なんです」とプログラミング教育導入への課題を感じてらっしゃいました。
研修は「プログラミング教育とは?」というテーマで90分間のプログラムを行いました。
教員の方々は、Scratchを応用して作られたプログラミングソフトmBlockを使用して、ロケットゲームのオリジナル化と小型ロボットmBotのライト及び走行の操作を体験しました。
3人一組になり、グループワーク形式で共に試行錯誤しながら、PC操作をしていただきました。
慣れない操作の中でも、先生方持ち前の明るさと柔軟性でどんどんと櫻木講師から出されるお題に回答していました。
幅広い層の教員の皆様が集まっていましたが、年齢や性別に関係なく、皆さん笑いや驚きの声が絶えず、楽しい雰囲気で研修が進んでいきました。
特に、ロケットゲームの敵キャラクターであるコウモリの移動スピードやロボットのスピードやライトの色をオリジナルに改良する時には、大声量で盛り上がっていました。
プログラミングの楽しさを体感していただけて非常に嬉しいかぎりです。
↑実際に先生方が体験したロケットゲームを試プレイいただけます。
研修を受けた実際の先生の感想として下のような声をいただきました。
「失敗を恐れずに、『気軽な感じでこれやってみよう、これやってみよう、、、ああだめやった、今度はあれやってみよう』と、いろんな方法が気軽に試せてすごく楽しかったです。」
「ここ(Scratchでのゲーム作成やロボット操作)から先に、中学校に行ったらどんなレベルアップをしていくのか知りたいなと思いました。」
「教える側としてはこれをどうまとめてどうしていったらいいんやろとか、教科によっては難しいかなあとか。子供の立場ではすごいいいなというのは大きいんですけど、こっちの立場としてはどうしようかなという感じですね。」
また、学校から1名ずつ選出されるプログラミング担当の先生は下のようにおっしゃっていました。
「専門的な知識を持っている方が、助言をしてただけたら、基礎がわからないと何もできないので、すごい嬉しいです。達成感もやっぱり披露して得られるものだと思うので、全体の場で、一緒に取り組むっていう形の方がいいと思うので、集団(対象の研修)で入っていただくっていうのはすごいありがたい」
プログラミング教育は、気軽さや楽しさが強みである一方、既存の学習への導入難易度の高さや学習の出口設定の不透明さという課題もあります。
公教育の観点で、教員の皆さまからご意見いただくことができ、研修を行った弊社も非常に勉強になりました。
今後も公教育への取り組みは続けていきますので、何かご協力できることがございましたらお問い合わせいただければと思います。
■本件に関するお問い合わせ先
企業名 :株式会社S&F PARTNERS
担当者名:山本皓太
TEL :078-806-8596
Email :info@sf-partners.jp